【ラノベ感想】エイルン・ラストコード~架空世界より戦場へ~
エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ (MF文庫J)
- 作者: 東龍乃助,汐山このむ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2015/01/22
- メディア: 文庫
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あらすじ
これは嘘を真実に、空想を現実に変える、いや変えていった人間達の魂の物語である。
西暦2070年。人類が謎の生命体マリスから襲撃を受けて半世紀以上の時が流れた。
「闘うの……ヤなの。痛いのイヤ……もう全部……ヤなのイヤ……助けて、誰か……」
だがマリスに唯一対抗できる巨大兵器 <黒き魔女> デストブルムのパイロット・セレンは絶望的な戦いに精神を疲弊しきっていた。そんなある日戦場に奇跡が舞い降りる。
国籍不明の謎の戦闘機が出現、この世界に存在し得ない超兵器で、マリスを一掃する。
盛り上がる人類。だが、戦闘機から出てきたのはこの世界での大人気アニメ「ドール・ワルツ・レクイエム」のパイロット、エイルン・バザットそっくりの少年で――。
最初の感想記事ではありますが、先ほど読んだばかりのライトノベル『エイルン・ラストコード』の感想を書きたいと思います。
とにかく熱かった。前半がなかなかに胸糞悪い展開で読んでいる方ももやもやさせられたのですが、最後の最後は綺麗に終わりました。うん、すっきり。
こういう胸糞悪い話は最後はそれを吹き飛ばすほどすかっとした終わり方でなければなかなかもやもやを拭いきれないのですがこの作品はそんな心配いらなかったです。
挿絵が漫画のようになっていたり新しい試みが見られました。まあ、漫画が挟まれるのは禁書SPに掲載されている物語にもありましたが。
ロボットものはなかなか読んだ事がなかったので新鮮で、バトル部分も描写が難しいとは思うのですが疾走感があり、流れるように読む事ができました。
ただ、出てくる人が基本いい人なので胸糞悪い展開ならば、最後まで胸糞悪い人間がいたほうが盛り上がるかなあ、と。
機兵部の人達もなかなかでしたが・・・最後の方はあまり出番がなかったので。
女の子も可愛いしで満足でした。