【漫画感想】灰と幻想のグリムガル 1
灰と幻想のグリムガル(1) (ガンガンコミックスJOKER)
- 作者: 十文字青,奥橋睦,白井鋭利
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2015/12/22
- メディア: コミック
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あらすじ
おれ、弱ェ。
「おれたち、なんでこんなことやってるんだ……?」
気が付くとそこは、モンスターが跋扈する「ゲームのような」世界・グリムガル。気弱でフツーな冴えない少年・ハルヒロは、この世界「グリムガル」を生き抜くため仲間たちとパーティを組み、義勇兵見習いとしてへの一歩を踏み出していく。その先に、何が待つのかも知らないまま……。
幻想は無く、伝説も無い――。「等身大」の冒険譚、本格コミカライズ!
少し前に紹介した灰と幻想のグリムガルのコミカライズ。どんな話なのかというのは前に書いたので割愛して原作との比較をしていきたいと思います。
momokusa618game.hatenablog.com
参考記事。
比較、というとなんだか悪いイメージで上から目線のような気もしますが、そうではなく、漫画版としてよかったところを連ねていく感じです。
まず、物語は異世界に飛ばされるという今時期では少しありきたり、かもしれませんが、内容は全く違います。
言ってしまえば、ほかの異世界ものも全く同じものなんてないでしょうし。
過去の記憶が消されていたり、ほかの仲間も異世界からきた人たちだったり・・・強いモンスターを倒すわけでもなく、続くのはひたすら生きるために戦うこと。
地味になりがちなこういうテーマを面白く描いている作品です。
漫画1巻は原作の1巻途中まで。やはり絵で見るというのはとても面白い。1人が圧倒的に強いわけではなく、パーティを組んで役割分担し、それぞれがそれぞれの動きをしてパーティで倒す。
それはやはり動きのある戦闘でしょうから、絵になるととても映える。絵自体もとてもきれい。
じゃあ、原作のいいところでもあるハルヒロの思考などはどうなっているのかというとこれまたうまいこと表現されています。
漫画になるとカットされるのではないだろうかと考えていたハルヒロの心の声。そこをきちんと表現することで1つのシーンが重くなる。
そしてやはり一番いいのはどのシーンにも絵があること。このシーン絵などで見たかった・・・というところをしっかり拾ってくれる。
特にお風呂除きシーン。あとシホルの巨乳。ほかにもたくさん。
そして何よりマナトのいいやつ感が強調されている。こうして漫画で見てみるとマナト、本当にリーダーに向いていますよね、ハルヒロが悩むのも分かります。
そしてこの1巻、ボブゴブリン戦まで収録されています。原作を読んだ方ならわかるかもしれませんが・・・絵でみるとやはりきついものがありますね。
かなりいいところで終わっている1巻。なんと原作1巻を買えばこの続きを見ることができます!(ダイマ)
アニメ化も決定したグリムガル。期待です。