【ライトノベル感想】ゲーマーズ! 3 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム
ゲーマーズ! (3) 星ノ守千秋と初恋ニューゲーム (ファンタジア文庫)
- 作者: 葵せきな,仙人掌
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 文庫
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あらすじ
私立碧陽学園生徒会室―そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にして楽園。碧陽学園美少女ランキング一位の第三十七代生徒会長コノハは今日も生徒会室の中心で愛を叫ぶ。
「始めるとしましょうか…“伝説のエロゲー”探しを!」
美少女が生徒会室で秘宝探索を続ける一方―複合エンターテイメント施設“アラウンド1”では、ぼっち高校生、雨野と学園のアイドル、天道による死闘の幕が上がる。水着着用で!
「…では雨野君、始めましょうか…私達の『戦争』を」
これは、残念ゲーマーの愛すべき日常をつづった記録の一端である。―大丈夫。「ゲーマーズ!」3巻のあらすじだよ。
がっつりネタバレしているので注意!
前巻、なんと流れはあれとして天道さんに告白し、OKの返事をもらった雨野。どうやら本当に付き合うようになったらしく、まさかのデート決行。
ここで心配だったのはゲーム要素がなくなってしまうのではないか、というもの。
ある意味ラブコメとして最大目標である付き合う、という部分をクリアしてしまい、これからはいちゃいちゃデートターンのみ!となってしまうかと思っていました。
個人的にこじれたこの恋愛関係も大好きなのですが、ゲーム話がとても好きなのでそれがなくなってしまうのは寂しいな、と。
しかし心配無用。日常を過ごしていてもしっかりとゲームと結びついていますし、デート中もゲームで遊んでいる(バッティングセンターとかそういうアクティブなものもゲームっちゃゲーム)。
というか心配するだけ無駄でしたよね、ゲーム大好き雨野にゲーム部である天道さんが付き合ったらそりゃデートもゲーム中心になる。
デート話以外でも千秋のフリーゲーム作成や、三角くんとのギャルゲー選びなどなどタイトルに偽りなしの内容となっていました。
個人的には嬉しかったのはなんと今の碧陽学園生徒会長が登場したこと。しかも結構メインなところで。
碧陽学園とは作者さんの別作品で生徒会の一存シリーズの舞台となった学園です。前から名前だけは出ていましたがここまでがっつり絡むとは。というか今でも美少女コンテストで役員を選んでいるのですね・・・。
姿こそ見せていないものの杉崎鍵もいい意味でも悪い意味でもいつも通りで安心。あたしが生徒会長というタスキがもう懐かしいです。
そんな濃い内容だったにも関わらずここらへんの展開全てがふっとぶものが最後に。千秋がまさかの参戦。
いやあ、てっきりもう彼女はいい友達ポジションかと思っていたのですが・・・個人的に一番好きなキャラなので嬉しいは嬉しいのですけれど・・・。
しかし人生ゲームで雨野の方も本命は別にいる的なマスに止まっていましたし・・・これはもしかしてまだまだわからないのでは?
天道さんと結ばれることでこの複雑な関係も終わるものと思っていましたが、さらにややこしくなっているのはさすが。
これは今後の展開が楽しみです。