【ゲーム感想】レイギガント【PSVita】
DRPGの新作が発売されたので購入してプレイしてみました。それがレイギガント。
ストーリーとしてはギガントという未確認生体物が人類を襲い、それに対抗するために戦っていくお話。
主人公たちはヨリガミという力を使い、それらと戦っていくわけですが、パッケージの主人公が全員揃うのは後。
というのも主人公ごとに話が区切られており、3人の主人公が別々の場所でヨリガミのレプリカを使った仲間たちと共に戦う話が用意されているからです。
かつての話で戦いを共にした仲間が持っているものは所詮レプリカ、どうしても限界があります。その前にヨリガミ使いを集めるというのが人類勝利の道となるそうです。
別々のところで戦っていた人物が集まって1つのチームとなる展開はとても熱く、まるで少年漫画みたいですね。とはいえ、僕はまだそこまで言っていないのですが。
しかしプレイしてみた感じ、ストーリーは王道そのもの。続きが気になるような内容になっています。
キャラクリエイトがない分、仲間同士のストーリーもしっかりと補ってありますね。
一弥編では主人公である一弥が敗れ、他のみんなを逃がすために仲間の1人が犠牲になるという展開に・・・そこで主人公切り替わるのでいいところで・・・!という気持ちになるぐらいには楽しんでいました。
ゲームとしてはDRPG。一人称視点でマス目状のダンジョンを進んで行く形式です。これは特に特別なことはなく、移動した部分はマップに表示されていくようになっています。ダメージ床も埋めたい僕としては中々にハードですが。
しかし唯一システム的なことで1つ。ダンジョン内では赤い結晶が1つありまして、そこに行くとセーブや回復はもちろん、行っていないマップも表示されるという仕様になっています。
すなわち、「こっちにいけば宝箱ありそう・・・でももう体力はギリギリ・・・」という緊張感を味わうことが出来なくなっています。
とはいえ、僕のようなヌルい感じが好きな人には助かる要素ではありますし、それを体感したいのならばその赤い結晶を使わなければいいだけ。
難易度選択がない分、自分で調節する必要があるかもしれません。
そして戦闘画面。
画像なのであれですが、この時、敵も味方もすごくぬるぬる動いています。それを見るだけでも楽しい。
コマンド式でそれぞれのボタンに役割が割り振ってあります。実は今回、左上にある数字、SPというポイントを使って攻撃、アイテムを使ったりします。
SPは待機コマンドを押す事で回復し、敵にターン数が少ない状態で勝てばボーナスとしてもらえたりします。
ちなみにHPは戦闘が終わるたびに全回復します。ここもまた色々と人を選びそうな仕様ではありますが。
さらにアイテムもSPを使って使用、逆に言えばSPがある限り何度でも使うことができるんですよね。1回使ったら1個消費ではなく。
なので余程のことがない限り、戦闘不能にはならないようになっています。とはいえ、僕は主人公のレベルばかりあげていたので仲間が結構やられやすかったんですけどね。
SPも回復するとはいえ、足りなくなることが多いですし、簡単ではあるものの、簡単すぎない、という感じでしょうか。
そして一番の見どころはこの大型レイギガント戦。
3人のパーティーが別々の距離に移動し、それぞれが攻撃するというもの。これがなかなかに難しい。
ただボタン連打で勝てるものかと思ったら5回ぐらいは全滅しましたね・・・ええ、これだけ死なない要素が残されているのに死ぬ、ものすっごい下手くそなんです。
ちなみに上の画像は近距離、ゲーム画面と少し変わっているので開発中のものでしょうか。スクショとっておけばよかったですね。
そしてこれが中距離。
ちなみにまたしてもこの画面では敵味方がぬるぬる動いています。
やることは近距離と変わりませんが、持つ武器によって別々のコマンドが用意されています。画像の足止め、なんかは弓矢専用だったように思えます。
一番驚いたのはこの仕様。
自分のヨリガミの力を解放し、相手を連続で攻撃する大技。それを放つためにはなんと音ゲーをする必要があるのです。
スコアがよければよいほど相手に与えるダメージは増えるようになっています。いや、驚きましたが、このゲームを買おうと思ったきっかけでもあるんですよね。
なんか新しい試みに弱い気がしますが・・・。
個人的に一番他とは違うと思ったのはスキルツリー。持っている石によってそこでレベルを上げたり、コマンドを増やしたりできるのですが、アイテム作成もそこで出来るんですよね。
アイテムレベルを上げるほどいい武器が生成しやすくなるという一応の武器掘り要素も残っていますが、やはり他作品と比べるとそこは少し弱いかもしれません。
難易度的には簡単目で初心者やあまりゲームが得意でない人に対して優しいようになっています。僕もそれで何度も救われました。
ただ、すでに得意、とか難しいのを求めている人には合わないと思います。
ストーリー要素が濃く、ここはプレイしていて純粋に楽しめました。ただキャラクリエイトがなかったり、ストーリーにゲーム進行が結構縛られたりするので好きなダンジョンにいつでも行けて、武器掘りなどのコレクション要素が濃いものを求めている人には合わないかもしれません。
個人的にはもう少し自由度が欲しかったかな、とは思いますが楽しんでいます。