【漫画感想】selector infected WIXOSS─peeping analyze─ 2
selector infected WIXOSS─peeping analyze─ 2 (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 鈴木マナツ,岡田麿里,LRIG
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: コミック
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あらすじ
信じていたものは全てまやかしだった。友達を救うため、セレクターとして『ウィクロス』バトルに挑んだ水嶋清衣。しかし、ルールも、相棒のルリグも清衣を騙していた。願いの代償として、救いたいと願った友達を喪い、カードに閉じ込められた清衣。ピルルクと名乗り、人間らしさを失った少女が最後に下す選択は!? 青のルリグ・ピルルクの知られざる物語、完結!!
劇場版も決定したWIXOSSの漫画。ピルルクが主役のスピンオフ作品。前巻ではルリグ、リメンバに騙されてルリグとなってしまったピルルクが晶の元に来たところで終わりました。
ここからアニメ版では見られなかった晶とのあれこれがあるのかと思いきや、すぐイオナにやられてしまいました・・・。
まさか最初の方で終わってしまうとは・・・そして次なる持ち主はなんとピルルクが救えなかった親友坂口に似た女子という展開。
これは辛い・・・ほんと女の子ばかり出てくる作品なのに話が絶妙に重いんですよね、こう・・・重すぎないので現実味があるというか。
願いを叶えるとルリグと入れ替わり、人間がルリグになってしまう。それを考えれば例えそっくりさんだとしてもなかなかに辛いと思います。
さらにその子の願いは母親を救いたいという人間の頃のピルルクにそっくりな願い。
しかしパートナーである限り、願いを叶えたいと思う限り、付き纏うのはWIXOSSの真実を話せないこと。
そんな中、出会ったのはピルルクの人間の頃の体。すなわち中身はリメンバ。まさかこんな対決になってしまうとは。
しかしピルルクは負けてしまうと願いと真逆のものが叶ってしまうという性質を上手く使い、母親を救いたくないという願いに書き換え、負けることによって逆に母親を救うという展開に。
その代わりピルルクはまたもカードから出れない・・・しかし気まぐれなマユのおかげ、というかなんというか無事人間に戻れることができていました。
全体的にハッピーエンドとは言いにくいですが、終わりはすっきりとしていたのでよかったですね。
ピルルクレベル5の展開も熱かったですし、2巻完結ということで読みやすい作品でした。