【ライトノベル感想】Fate/strange Fake 1
- 作者: 成田良悟,森井しづき,TYPE-MOON
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/01/10
- メディア: 文庫
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あらすじ
その聖杯は、偽りから真実へと至る――
電撃文庫×TYPE-MOONでおくる「Fate」新章、遂に本格始動!
あらゆる願いを叶える願望機「聖杯」を求め、魔術師たちが英霊を召喚して競い合う争奪戦――聖杯戦争。
日本の地で行われた第五次聖杯戦争の終結から数年、米国西部スノーフィールドにおいて次なる戦いが顕現する。
――それは偽りだらけの聖杯戦争。
偽りの台座に集まった魔術師と英霊達。
これが偽りの聖杯戦争であると知りながら――彼らはそれでも、台座の上で踊り続ける。
真偽などは彼岸の彼方。
聖杯ではなく――他でもない、彼ら自身の信念を通すために。
そしてその時、器に満ちるのは偽りか、真実か、それとも――。
TYPE-MOONの大人気ビジュアルノベル『Fate』、成田良悟が描く新章始動!!
ブログの仕様が色々変わっている・・・!昨日ブログの調子がおかしかったのでなんだろうと思っていたらこういうことだったのかもしれません。
とはいえ恐らく読むことはいつも通りできると思います、何か変になっていたら教えていただければ修正します。
今回はFateのスピンオフ・・・というか外伝的内容のstrange Fakeの感想です。偽りの聖杯戦争と言われているようにこれマスターでちゃんときちんとサーバントを召喚できている人はいないんじゃないでしょうか。
ある者は召喚しても殺され、別の者がマスターになり、ある者は動物がマスターだったり、ある者は特典のおもちゃでサーバントを召喚したり、ある者は病気自体がサーバントだったり・・・全てが規格外。
だからこそ読んでいてとても面白かったです。
この1巻まるまる使ってまだ序章で、主にマスターたちのサーバント召喚巻という内容なのですがそれでも読む手が止まらないほど面白かったです。
とはいえ、一応stay nightあたりの知識は必要かもしれません。
今回は偽りということでサーバントの数は6体。セイバーのサーバントが欠けている状態で始まるとのことでしたが・・・最後の最後でセイバーのサーバントが召喚されました。本物に近づくとはこういうことなんでしょうか。
ちなみにセイバーは男で・・・しかし宝具がエクスカリバーっぽい・・・?ここもまた規格外ということでしょうか。
書いている作者さんはデュラララなどで有名な成田さん。多くの視点から描かれる今作でもとてもらしい文章で読みやすく、視点がいったりきたりしているはずなのにすらすらと読んでいけます。
またそれぞれの場面でしっかりと見せ場を作っているのでどの視点でも楽しい。
まだ戦闘に入ってはいませんがあのギルガメッシュが認める相手が出てきたりと最初からものすごいアクセルがかかっています。
中でも一番気になるのは最後の最後。都市伝説の話です。これって確かファンディスクのhollowの序盤で出た肝試し内でのお話ですよね。
あのマンションの怖い話。正直あれプレイしていてFateのゲームだって忘れるぐらい怖かった記憶があるのですが・・・。
それがまさかのここと繋がるらしく・・・まるで先が読めません。
一応この世界は原作のどのルートの後でもないパラレルワールド的内容になっているそうなので基本的なことを知っていれば問題無く読めると思います今のところ。
一応原作の聖杯戦争はあったこととなっているんでしょうか。
規格外の召喚が多いとは言いましたがstay nightでも凛が召喚したときは家屋破壊マンでしたし、シロウが召喚したときもきちんと準備していたわけではないですし、どちらかといえばzeroの方かもしれませんね、きちんとしていたのは。