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【ライトノベル感想】デュラララ!!SH×2

 

 あらすじ

「首無しライダーはね、ある種の人達にとっては希望なんだ。彼らは求めるのさ。世界が裏返る為のきっかけをね―」

ダラーズの終焉から一年半。池袋では今、首無しライダーに関心を持つと消されていく。来良学園の新入生である三頭池八尋と琴南久音は、姉と妹が行方不明になっている辰神姫香のため、失踪事件を追い始めたのだが…待っていたのは首無しライダーことセルティ・ストゥルルソン本人との衝撃的な出会いだった。

平和島静雄と対等にやり合った八尋の噂も駆け巡り、池袋のざわめきが大きくなり始めた時、ついには粟楠会の幹部や八尋の仲間まで姿を消していく。非日常を求めて再び動き出した池袋の行方は!?さあ、みんな一緒に、デュラララ!!SH。

 

 

予想以上に規模の大きな展開へ。セルティのことについて調べた人達が消えていくという事件を解決するために動き出す様々な人々。

正直、1巻読んだ時点では上下巻になるなんて思っていませんでしたし、敵といえどもセルティに恨みのある誰か、という感じで終わると思っていたのですが。

 

まさかのその逆、セルティを信仰している人達の仕業でした。このどんでん返しはまさか、でしたね。

基本的にこの作品は様々な視点が1つに繋がることが面白さの1つとしているのでそういうどんでん返しはないものだとばかり。

 

しかしセルティ何もしていないのに厄介事がこうも綺麗にまわってくるなんて。

 

静雄と殴り合った八尋もどこかふっきれたみたいで、セルティから借りた影の布を使って色々な勢力と戦う様はまさに化け物。

とはいえ・・・その勢力に粟楠会などが混じるとは思いませんでしたが。

 

そして真の黒幕は四十万とミミズ。この人達、前シリーズでは見事臨也に負けてしまい、いいように使われていた2人ですが臨也がいなくなった今、再び勢力を伸ばしつつあるということでしょうか。

 

どうにも黒幕らしい雰囲気になっていますし、四十万も復讐に燃えている様子。

今回一番なるほど、と思ったのは臨也は生きていても死んでいても面倒事を起こすということでしょうか。一番納得したセリフかも・・・。

 

どこかで生きているような気もしますが、ちゃんとまだ登場していないにも関わらずすごい存在感。

今後どのような展開になっていくか期待です。