【ライトノベル感想】人類は衰退しました 7
あらすじ
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。ですが最近は、クレーム受付担当の様相を呈しておりまして…。「クスノキの里に学校を!」歴史を逆再生するスローガンによってわたしに回ってきた教師役。三人の問題児は、エスカレートする保護者の要求のもとにやりたい放題!助っ人教師の皆さんの顔面にもパイの嵐で、ついにわたしも暴走!?クスノキの里、潰滅…。
ブログの更新さぼりすぎです。ほんと。
そんなこんなで復活一発目。人類は衰退しました、前も書きましたが読む前は「バトルとかないし、地味そう」なんて思っていたのですが、まあ面白い。
すでに定期的に読まないと恋しくなる程度にはハマっています。そして今回も短編2つが収録されています。
前半はクスノキの里で学校を開く事になり、その教師にわたしちゃんが選ばれるというもの。
衰退していっているので学校ももうなくなっているのですが、それに逆らうかのような流れ。しかしそこに待っていたのは生意気な生徒とモンスターペアレント。
ほんといい感じに皮肉っています。モンスターペアレントに対抗するためにこちらもモンスター教師になるという流れは少し黒いわたしちゃんだからできること。
今まで言う事をそのまま聞いていただけにこれはスカッとしましたね。
しかし終わり方はいつものように妖精さんを交えた不思議な方向へ。やはり子供がこうなってしまったのには原因があるということでした。いい話。
後半はまさかの叙述トリック。いきなり記憶喪失から始まっていたので「ああいつもの妖精さんの不思議なやつか」なんて思っていたら・・・。
いよいよ本格化したヒト・モニュメント計画。なぜかクスノキの里が全壊。
一体どうなってしまったのか。そしてまさかの今までわたしちゃんだと思っていたのはクスノキの里を壊した犯人であるモノリスでした・・・記憶喪失のせいで自分のことをわたしちゃんだと思ってしまったらしい。
とはいいつつ、どうせギャグ漫画みたいに次回にはクスノキの里、直っているんでしょ?と思っていた僕がいます、ええ。8巻すでに読み終わりました。
もうそろそろ終わってしまうのが寂しいですが、短編集もあるみたいなので注目ですね。ほんと低規定に読みたくなります。おすすめ。