【漫画感想】極黒のブリュンヒルデ 5
あらすじ
「いつかこうして忘れてしまうんだろうか… おれのことも…」
奈波から研究所「ヴィンガルフ」の情報を託された良太は、寧子たち魔法使いを守る決意を新たにする。一方、「ヴィンガルフ」に配属された新人・土屋邑貴は、初日から想像を絶する光景を目にしていた…! 徐々に明らかになる研究所の謎。そして新たな刺客が…!?
読んでいて辛い展開になってきました。どうしたってやっぱり主人公たち側に感情移入してしまうものですが、敵側にも辛い展開が。
魔女を使って魔女を倒そうとしているのですからそれは当たり前のことでもあるんですが、今まで出て来た刺客って一部を除いて好戦的な人達が多かったから・・・。
今回登場する刺客はスカジ。佳奈の予知能力の上、未来の世界に干渉できるという恐ろしい能力ですが、使用すればするほど体が崩れていってしまう。
そしてまたいい子なんですよね、後1回でも能力を使えば死んでしまうという状態なのに。
敵側に新人を配属させることで普通の人はその光景を見てどう思うか、というのを上手く表現されていました。敵も最初から冷徹だったわけではなく、新人の頃は人間らしい感じだったんですね。
そんなスカジのせいでカズミが死んでしまうということが分かった主人公たちはそれをなんとかしようと考えますが、ここでも主人公の頭の良さが活きてくるのでしょうか。楽しみです。
ただそんな刺客だけではなく、鎮死剤が少ないというのも考えもの。今まで謎だった端末にアクセスしてみたりと色々なことが少しずつ分かってきましたが、まだ分からないことも多い状態。
今巻も面白かったです。