【漫画感想】だがしかし 1
あらすじ
美味し、なつかし、駄菓子コメディー開封!
ここは、のどかな田舎町。駄菓子屋の息子・ココノツはある日、都会から来た美少女に出会う・・・
「うまい棒で最高の組み合わせを作って、私を満足させてごらんなさい!!」
「見せてあげるわ・・・ポテトフライの一番贅沢な食べ方・・・!!」
うまい棒、ブタメン、ラムネなどなど・・・駄菓子マニアの美少女・ほたるが繰り出す数々の駄菓子たちに・・・困惑するココノツ!!
こうして、少年×少女×駄菓子のおかしな夏が始まった・・・!!
これは予想以上でした。タイトルからなんとなく駄菓子を扱った漫画なんだろうなあ、となんとなく思いながらも若干他の単行本よりも薄い、という理由で敬遠していた作品。
しかし話数としては18話近く収録されていますし、短編形式なのでしっかりと単行本1冊分の楽しみを得る事ができました。そしてそのたびに出てくる駄菓子たち・・・駄菓子を知っているのならば絶対に買いだとは思います。
基本コメディなのでとても読みやすい。あの駄菓子あるあるだとか、駄菓子の秘密、豆知識を紹介しつつもしっかりと話は物語になっています。
個人的にはギャグ部分もとても好き。ふざけようと思っているわけではないのにギャグになるあたりとか、主人公がたまにふざけるときとか。
物語としては駄菓子屋を継ぎたくない主人公の元にお菓子メーカーの令嬢が来て、主人公に駄菓子屋を継ぐよう説得する話・・・ではあるのですが。
やはりヒロインは駄菓子のこととなると熱くなってしまい目的を忘れがち・・・かと思いきや唐突に駄菓子屋を継ぐ話に繋げてくるのがお見事。
しかし懐かしいお菓子ばかりですね・・・。
あのさくらんぼ味の四角いケースに入ってるやつってこざくら餅っていうんですか・・・とまずそこから驚き。
漫画内でも触れられていましたがあれ明らかに数減りましたよね!最近!
どうやら今は10個しか入ってないらしく・・・昔は18個だったんですね・・・なんて悲観している人はぜひ。贅沢な食べ方で誤魔化しましょう!
駄菓子以外にもメンコなどの懐かしい遊びも収録されています。
というか普通に今時の子でも駄菓子とか昔の遊びも小学校で触れるみたいですし、どの層でも楽しめるかと。
気軽に楽しめる作品、おすすめです。