【ライトノベル感想】Occultic;Nine 2 -オカルティック・ナイン-
Occultic;Nine 2 -オカルティック・ナイン- (オーバーラップ文庫)
- 作者: 志倉千代丸,pako
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2015/04/23
- メディア: 文庫
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あらすじ
そして交差し始める9人の運命
『残念だけどアンタは――』「違う、僕じゃない!」
橋上教授の死体から無我夢中で逃走した悠太は、自分への嫌疑を晴らすために真犯人を探すことを決意する。その事件をキッカケに廻り始めた9人の運命――。
父の死の真相を追うサライ。手を下した犯人を訝しむ亞里亞と悪魔。独自調査に向かう記者の桐子。彼らにまとわりつくダイイングメッセージ「CODE」の意味とは?
事件の謎に迫った時、井の頭公園での更なる大事件が彼らを襲う!
9人の変わり者たちが紡ぐ超常科学NVL(ノベル)、謎が謎を呼ぶ第2弾。
この日常がどんどん崩れていく感じ・・・そして驚きの展開に鳥肌。
1巻の最後で橋上教授の死体を見つけてしまい、ラジオから聞こえる声を頼りに金歯を抜くという行動に出た我聞。あれからどうやら犯人と間違われてしまうんじゃ・・・と怯えながら過ごしていたらしいです。
ただ見つけただけならまだしもそこから金歯を抜いていたらなんというかもう言い逃れもしにくいですよね。
そんな彼の視点が多い今巻ですが、他にもその父親の死を解明するために橋上サライが我聞にコンタクトをとったりと話が動き始めた感じがします。
意外なことに橋上は我聞のことを疑ってはいませんでしたが、金歯のことは隠しているのでまだどうなるか。
そんな中、美優羽の友人が『小鳥ば』という内容のメールと不思議な写メを残して消えてしまうという事件が。
さらにたたみかけてきたか・・・と思った矢先に井の頭公園の池から256人の死体が発見されるという事態に・・・。
なんなんだこれ・・・気になることだらけだぞ・・・。どうやらその200以上の死体は外傷がなく、集団自殺では?と思われているとかなんとか。
そしてそこで亡くなった人達の名前が橋上教授の天井から暗号で発見。
ダイイングメッセージと何か関係があるのでしょうか。
橋上教授が死んだ時とそっくりなことが描いてあるBLエロ同人が発見されその内容は他の色々なことも予言していることが判明したり・・・衝撃的なことが多いですね。いやでもエロ同人で予言って。
というか下手なホラーよりも怖いだなんて評価していましたが、これホラーものですわ・・・オカルトってついてるのに気付かなかった・・・。
なんやかんや科学が関係してくるのだとは思いますが、この段階ではホラー。間違いなく。挿絵でビビったのってこれが最初で最後になりそう・・・。
この巻の最後の方には美優羽の友人がどうなったのかも判明しました・・・。ここ読んでいて辛かった。このエグさ、シュタゲでまゆりが死んだあたりの展開に酷似しているよ・・・。
一番驚いたのは最後の最後。256名の死体の中に我聞悠太、主人公が含まれているとのこと。
でもそんなニュースを聞いて驚いていたのも主人公の我聞悠太。え?どういうこと?
ラジオからはバレちゃったか的なセリフが。なんやかんやいがみあいつつ仲良くやっている我聞とラジオからの声、通称ゾン子だなあ、と思っていたのですが・・・。隠し事がやはりあって・・・。
橋上教授の天井に隠されていた256名の名前。それと見つかった死体の名前を比較する作業を我聞がしていた中、ゾン子はそれを止めていましたから・・・その流れに鳥肌。やっぱり怖いよこれ!
もう我聞は死んでいたみたいな展開?それにしてはみんなとも普通に話せてましたし、姿も見えていましたし。
登場人物全員霊感ある設定・・・とか?これは本当にずるい。いいところで終わっています。続きはいつなんだ・・・!
ゲーム化されるそうでおめでとうございます。発売されたらぜひ買いたいですね。ゲームハードにもよりますが。