【ライトノベル感想】Re:ゼロから始める異世界生活 1
あらすじ
コンビニ帰りに突如、異世界に召喚された高校生・菜月昴。これは流行りの異世界召喚か!?しかし召喚者はおらず、物盗りに襲われ早々に訪れる命の危機。そんな彼を救ったのは、謎の銀髪美少女と猫精霊だった。恩を返す名目でスバルは少女の物探しに協力する。だが、ようやくその手がかりが掴めた時、スバルと少女は何者かに襲撃され命を落とした―筈が、スバルは気づくと初めて異世界召喚された場所にいた。「死に戻り」―無力な少年が手にしたのは、死して時間を巻き戻す、唯一の能力。幾多の絶望を越え、死の運命から少女を救え!大人気WEB小説、待望の書籍化!―たとえ君が忘れていても、俺は君を忘れない。
このお話で一番キーになる部分はやはり死に戻りでしょうか。
異世界にいきなり召喚され、戸惑っている主人公が少女に救われ、共に行動しているとその少女ごと何者かに襲われ死んでしまうというとんでも展開。
主人公はその少女を救うために何度も敵に挑み、そして死んでは戻り、死んでは戻りを繰り返していきます。
タイムリープとは少し違った感じはしますが、この仕組みに主人公は割とはやく気付いたので何が何だかわからない状態での行動が少なく、そういう意味でもとても読みやすい作品だと思います。
死に戻る度に出てくる登場人物との関係もリセットされてしまうのはなんとも悲しいですね。とはいえそのおかげで同じシーンのはずなのにまるで違った印象を受けるため、飽きずに一気に読み進めることが出来ました。
主人公が若干軽め(まだ最初)なのでそこの部分と、まだ基本謎だらけで死に戻りというとても難しい能力を使っている割には全体的にそこまで暗い雰囲気ではない、という部分が平気ならば大丈夫だと思います。
ただ、この死に戻りを繰り返していくと主人公にそれなりの負担がかかりそう、もちろん身体的というよりは精神的に。
そういう意味でも今後が楽しみです。