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【ライトノベル感想】妹さえいればいい。

 

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)

 

 あらすじ

“はがない”の平坂読、最新作が登場!!

「アマゾンレビューは貴様の日記帳ではない!」
荒ぶる小説家・羽島伊月は、未だ見ぬ究極の妹を創造すべく日夜奮闘する現代のピグマリオンである。彼の周りには、作家やイラストレーターや編集者や税理士など個性的な人々が集まっている。愛も才能もヘビー級、残念系美少女のハイエンド・可児那由多。恋に悩み友情に悩み夢に悩む青春三冠王・白川京。闘志を秘めたイケメン王子、不破春斗。人生ナメてる系天才イラストレーター・ぷりけつ。頼れるけど頼りたくない鬼畜税金セーバー・大野アシュリー。闇を抱えた編集者・土岐健次郎――。
それぞれ迷いや悩みを抱えながらも、ゲームをやったり旅行に行ったりTRPGをやったり、たまには仕事をしたりと、賑やかで楽しい日常を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを温かく見守る完璧超人の弟・千尋には、ある重大な秘密があって――。

各界から絶賛の声多数(本当)! 『僕は友達が少ない』の平坂読が放つ、日常ラブコメの到達点にしてライトノベル界の現実を赤裸々に晒す衝撃作。言葉の鋭刃が今、世界と担当編集の胃に穴を穿つ――!!!!

 

なんだこれは(困惑)。

僕は友達が少ないの作者さんの新作ということですが、最初からぶっ飛び過ぎている・・・。小説内に出てくる小説の文は妹への狂気さえ感じる。

 

主人公が大学生(だった)ということもあり、出てくる登場人物の年齢ははがないよりも上。そして地の文も1人称ではなく、3人称になっています。

しかし形式は短編形式で1話完結がいくつもあるというはがないと同じ構成になっています。

 

あと、年齢が高めだからか割と下ネタが多いです。いや、一番下ネタ多い子、16歳の女の子なんでこの前置きは間違いかもしれませんが・・・。

 

最近はえぐい話やシリアスめいた話を読む事が多かったのでこういう軽い感じの読みやすい作品はすっと入って来て楽しめました。色々な意味でえぐいところもありましたけれど。

ただ、こちらも時々ふと真面目な雰囲気になることもありましたね、ほんと一瞬ですが。

 

1巻は登場人物紹介をしているからか、場面転換や登場人物ごとにスポットをあてたお話が多かった印象。

主人公が小説家ということもあり、小説家あるあるみたいなものがあったのでしょうか?しかし小説制作の裏側を見れたような気がします。

 

最後の展開は正直この本の表紙を見た段階からなんとなく想像がついていました。今後どうなるのか楽しみです。