【ラノベ感想】大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector
大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector (オーバーラップ文庫)
- 作者: 十文字青
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2014/05/30
- メディア: Kindle版
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あらすじ
「俺は大英雄キサラギだ。」
“目覚めよ。”と言われて目覚めると、そこは見知らぬ世界だった。「まるでゲームのような世界」グリムガルで生き抜くために、俺たちは戦うしかない…が、与えられた道なんてごめんだね。俺は俺の道を行く。
神宮のイチカ、魔法使いのモモヒナを従え、手始めにオークをぶっ殺しに行った俺は、死にかけた冒険者から魔剣「ソウルコレクター」を託される。これさえあれば、職業なんて関係ない。「無職」のまま、本当に英雄になってやる。十文字青が送る、新たな英雄譚がいま幕を開ける!
少し前に感想を書いた灰と幻想のグリムガルと同じ世界グリムガルで行われる別の冒険。タイトルが今時のライトノベルっぽく、グリムガルより軽く読める印象。
グリムガルと似た始まり方でグリムガルに出て来た登場人物が出てくるのであちらの方の作品を読んでいる人は2倍近く楽しめると思います。
ただ、展開までそのままかというとまるで違って、最初は苦戦していたみたいですが序盤に魔剣ソウルコレクターを手に入れてからが本番でした。
かすっただけで一撃、相手の魂を奪い取る魔剣。そのおかげでグリムガルよりも明るく、そして順調に進んでいます。
その証拠としてグリムガル3巻で主人公たちがやっと倒せたオークをこの巻でしかも序盤に倒してしまっています。
魔剣を使う本人が素人(お金を払いたくなくてどこのギルドにも所属せず、無職)なので単純な俺TUEEEではないと思いますが、神官がどんな傷もすぐに治す魔法(ただし1回が限度)があるのでほぼ無双状態。
グリムガルのようなギリギリな戦いを期待している人は少し肩すかしかもしれませんが、あちらよりも進みが早いため、色々な場所が見れて本当に冒険しているような感覚になります。
本当に軽く読める、というより誰も死なないという安心感があります。
僕もどうしてもグリムガルありきな見方をしてしまうのですが、楽しみ方的にはそれで合っていると思っています。
ただ、主人公は好き嫌いがわかれそうかな、と。
ただ、これでますます両方の作品を楽しむことができると思いました。