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【ラノベ感想】デュラララ!!×10

 

デュラララ!!×10 (電撃文庫)

デュラララ!!×10 (電撃文庫)

 

 あらすじ

紀田正臣の帰還と同時に、街からダラーズに関わる者達が消えていく。粟楠会、闇ブローカー、情報屋。大人達の謀略が渦巻く中、首無しライダーと少年達が取る道は──。

 

すっごい今更ですがネタバレ注意です。

 

盛り上がりが半端じゃない。門田が轢き逃げされ入院し、静雄が逮捕されるという今まで無事だったしまさかこの人達に何かあることなんてないでしょ、と思っていた読者の考えをがっつり変えてくる巻だと思います。

 

黄巾族が復活し、ダラーズを潰そうと正臣が考えたり、逆に帝人が黄巾族を倒そうと考えたり、澱切陣内が実は集団でその統率をとっていたのが鯨木だったり、臨也がコンクリート壁に叩きつけられたり、ワゴン組が暴走したり・・・。

 

様々なところで色々なことが起こり、その都度場面転換されているのでどうにも物語を把握できなくなってきました。普通に出て来た場面に「ああ、こういう場面があったなあ」と素直に読んで行くのが一番いいのではないかと。

 

ただ、デュラララの魅力の1つとして関係なさそうな事件が実は繋がっていたというところがありますので、今回もそうなるのだとしたら少し複雑でも逆にこれがどうまとまるのかが楽しみになります。

 

しかし危険な人物が多すぎる・・・。これ普通に出歩いてもなんらかの事件に巻き込まれるレベルですよね。

特にワゴン組がやはり恐ろしい。門田というストッパーがいなくなり、門田を轢いた犯人をそれぞれ探している最中なのですが・・・遊馬崎が危ないのはなんとなく分かっていたのですが渡草も割と危ない人物なんですね。

 

続きが素直に楽しみです。