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【ラノベ感想】フレイム王国興亡記 2

 

フレイム王国興亡記 2 (オーバーラップ文庫)

フレイム王国興亡記 2 (オーバーラップ文庫)

 

 あらすじ

テラの改革を成功させ、さらに発展させるべく奔走していた浩太の元に商業国家『ソルバニア』の王・カルロス1世より、招待状が届けられた。辣腕と名高いカルロス1世と対面を果たした浩太は、王が次々に切ってくる交渉カードに翻弄されてしまう。ニセ札、大国の信用力、そして幼女!? 強国『ソルバニア』の圧倒的パワーを前に、『テラ』の命運を駆けた浩太の決死の交渉が始まる――。
「さあ、コータ。泣いて――縋りつきや?」
普通の『銀行員』浩太が挑むテラ再建計画はまだまだ道半ば。一難去ってはまた一難で一筋縄ではいかない! 未来への希望と決意が紡ぐ物語、第二幕。――『運命』は覚悟ある者にこそ微笑む。

 

面白かったです。1巻を読んで面白かったのでもちろん2巻も購入したのですが、読むスピードが遅いのと時間がなかったので長い間積んでしまった本巻。ほんと無理やりにでも読んでおけばよかったと思うぐらいに面白かったです。

 

異世界に召喚されるというライトノベルらしい展開、しかしその異世界でやることは魔法で戦うことではなく、テラという国を経済的に救うこと。

魔法で派手に戦うことよりは地味なはずなのにものすごく物語が盛り上がっています。特に今巻で出て来たカルロス1世という他国の王様とのやり取り。お互いがお互いを騙そうとするこの感じ、大好きです。

 

とはいえ、僕自身全く経済とかには詳しくなく、中学高校レベルの用語しか知らないわけですがそこはきちんと解説のような地の文があるので平気でした。特に例がいい、ほんと例え話というのは分かりやすいです。

 

主人公が26歳銀行員という珍しい種類の主人公ですが、ライトノベルに必要なかわいい女の子とのあれこれや、その女の子同士のあれこれがあるのでしっかり休憩をとらせてくれます。

 

人物紹介が主な1巻でもかなり盛り上がった内容で、主人公がその政策(?)などのひどさから魔王だなんて呼ばれてしまうわけですが、2巻ではそこのところが少し控えめに?と思いきや最後できちんとやってくれました。

エリカやエミリがそれを理解しているというのがまたいい。

 

召喚された主人公が勇者ではなく魔王というのが皮肉っぽくていいですね。

 

基本ここまでベタ褒めですが、本当にそれぐらい面白い大好きな作品なのでおすすめです。これを読むと勉強したくなる・・・かも?